「その時の痛み、もう終わったと思っていませんか?」
— 過去のケガが数十年後の外反母趾につながる理由

人の身体は、忘れても、身体の記憶は忘れません。

20年前にひねった足首
昔やった膝のケガ
若い頃の腰の痛み

「もう治った」
「痛くないから大丈夫」

そう思っていたはずなのに――
なぜか最近、足の指が曲がってきた。
歩くと疲れる。
外反母趾が進んできた。

実はそれ、”今日の問題ではなく“過去の問題の続き”かもしれません。

来院される方の中には、こんな方が少なくありません。

  • 昔スポーツで足を痛めたことがある
  • 捻挫を何度もしている
  • 膝をかばって歩いていた時期がある
  • 腰痛で長く動き方が変わっていた
  • 痛い側を無意識に避けていた

本人は忘れていても、身体はずっとかばい続けています。

例えば、50代の女性Aさん。

若い頃、右足首を強く捻挫しました。

その後は普通に歩けるようになったので、治ったと思っていました。

でも実際は違いました。

無意識のうちに
・体重を左に乗せる
・右足は外側で支える
・蹴り出しを弱くする

この歩き方が、20年以上続いていました。

結果どうなったか。

左足の親指が曲がり始め、
痛みのある外反母趾になっていたのです。

その時身体はどう動くか?

身体はとても賢くできています。
痛みが出た瞬間から、自動的に逃げる動きを作ります。

問題はここです。

その「逃げ方」が
そのまま癖として固定されること。

・重心のズレ
・足指を使わない歩き方
・蹴らない歩行
・片側荷重

これが長年続くと、

→ 足の骨格バランスが崩れる
→ 指が働かなくなる
→ 関節に偏った圧がかかる
→ 変形が進む

つまり、

外反母趾は突然起きているわけではありません。
長い年月の積み重ねです。

怖いのは、
「今痛くないから問題ない」
と思っている状態です。

症状が出た時には、

・変形が進んでいる
・筋力が落ちている
・動きの癖が深く刻まれている

というケースが多いのです。

身体のクセをとる事

でも安心してください。

身体の癖は、何歳からでも再教育できます。

・足の使い方
・荷重のかけ方
・指の働き
・歩き方

これらを正しく整えることで、

変形の進行を止めるだけでなく
痛みのない歩行を取り戻すことも可能です。

当院では、

  • 足だけを見ません
  • 歩き方だけも見ません
  • 過去のケガ歴まで確認します

なぜなら、
現在の症状は、過去の動きの結果だからです。

原因から整えることで、
「戻らない身体づくり」を目指します。

もしあなたが、

  • 外反母趾が進んできた
  • 片側だけ不調が出る
  • 足が疲れやすい
  • 歩くと違和感がある

そんな状態なら、
それは「今」の問題ではなく、
長年の蓄積のサインです。

早いほど、改善の選択肢は多くなります。

まずは一度、足の状態と歩行をチェックしてみませんか?

間違ったクセを整える

身体は、嘘をつきません。
でも、正しく整えれば必ず応えてくれます。

これから先も安心して歩き続けるために。
必要なことを、ひとつずつ一緒に確認しながら整えていきましょう。