過剰回内(オーバープロネーション)とは?外反母趾や脚の不調との関係

外反母趾、脚の疲れ、膝の痛み、脚の太さ…。
こうしたお悩みを抱えて来院される方の足を見てみると、多くの方に共通している状態があります。

それが過剰回内(オーバープロネーション)です。

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、実はこの状態は

・外反母趾
・偏平足
・脚の疲れ
・膝の痛み
・脚の太さ
・お尻のたるみ

など、さまざまな不調と関係していることがあります。当院では、こうした足や脚のトラブルを改善していく上で「足の使い方」をとても重視しています。

そしてその中でも重要なのがこの 過剰回内 です。

過剰回内とは?

過剰回内とは、(※注1)足が内側に倒れすぎて足の骨格がグラグラになる状態のことを言います。

本来、人の足は歩くときに

・回内(プロネーション)=少し内側へねじれ倒れる・骨格が広がり衝撃を吸収する

・回外(スピネーション)=外側へねじれ、骨格が締まり固め身体を支える

という(※注2)【2つの役目(目的)があり交互に働いて】います。

これは自然な動きです。しかし、この動き(回内)が過剰になりすぎると足が必要以上に内側へ倒れてしまう状態になります。

これが過剰回内(オーバープロネーション)です。

  • (※注1)本来は【距骨下関節の滑り】ですが専門用語すぎて理解しにくいので、極力分かりやすい言葉で説明しております。
  • (※注2) 着地(回内)→支えてる〜上がるまで(回外)→浮いてる時(ニュートラル)を繰り返して働く足の骨格の仕組み】ですが、便宜上、回内と回外の2つに分けて説明しております。

過剰回内になると体はどうなる?

足が内側に倒れると、その影響は足だけではありません。

体は連動して動くため

  • 股関節
  • 骨盤

にも影響が広がります。

例えば

・膝が内側に入る
・股関節が使いにくくなる
・お尻の筋肉が働きにくくなる

その結果

・脚が太くなる
・膝が痛くなる
・腰が痛くなる

といった問題につながることがあります。

過剰回内と外反母趾の関係

過剰回内の方にとても多いのが外反母趾です。

足が内側に倒れると親指の付け根に負担が集中します。

この状態が長く続くと、親指が外側へ曲がってしまい外反母趾へとつながることがあります。

※外反母趾について詳しくはこちら

過剰回内が起こる原因

過剰回内は、足の使い方のクセ(内ねじり)によって起こることが多いです。

主な原因は

・歩き方のクセ
・姿勢の崩れ
・合わない靴
・産後の体の使い方の変化

などです。

これらが重なることで足のバランスが崩れていくことがあります。

40〜50代女性に多い理由

当院では、過剰回内は特に40〜50代女性に多く見られます。

理由の一つが産後から続く体の使い方の変化です。

妊娠中は

  • お腹が前に出る
  • 反り腰になる
  • 骨盤が不安定になる

という変化が起きます。

そして出産後は

・抱っこ
・授乳
・前かがみ姿勢

こうした生活が続きます。

その結果お尻が使いにくい姿勢が体に残ってしまうことがあります。

この状態が長く続くと足への負担が増え過剰回内につながることがあります。

あなたは過剰回内?簡単セルフチェック

以下に当てはまるものが多い方は、過剰回内の可能性があります。

□ 靴の内側がすり減る
□ 外反母趾がある
□ 偏平足と言われたことがある
□ 長く歩くと足が疲れる
□ 膝が内側に入る
□ 脚が太くなりやすい

より詳しいチェックはこちら

改善のポイント

過剰回内を改善するためには、足の使い方を変えることが大切です。

そのためには

・歩き方
・姿勢
・体の使い方

を見直す必要があります。

単純に

  • インソール
  • 足の筋トレ
  • テーピングや装具

では改善しません。なぜなら、根本原因ではなく対処療法になっているからです。

当院のアプローチ

当院では

  • 姿勢チェック
  • 足の状態確認(過剰回内の状態の確認)
  • 角度・足幅の測定
  • 整体による骨格・可動域調整
  • ゆるかかと歩き指導 ほか

これらを組み合わせて体の使い方そのものを整えていきます。

外反母趾や脚のトラブルも足の使い方が変わると改善していきます。

関連ページ

外反母趾について

脚が太くなる歩き方とは?

お尻が垂れる立ち方とは?

まとめ

過剰回内(オーバープロネーション)は足が内側に倒れすぎる状態です。

そしてこの状態は

・外反母趾
・脚の太さ
・膝痛
・腰痛

など、様々な不調と関係していることがあります。

もし

・外反母趾
・脚の疲れ
・脚の太さ

などでお悩みの方は、足の使い方を見直してみることが大切です。

体は使い方が変わると変わります。